10月15日(土曜日)に”新ばし”主催のそば教室に参加しました。

オーチャードのパラゴン地下にある本格そばのお店”新ばし”による、そば名人が教えるご家庭でできるそばが当教室のテーマです。

場所は”新ばし”を経営するRE&Sの本社ビル5階です。

そば教室会場に入りますと、テーブルの上には、そば打ちセットが準備されています。

教室には綺麗に除菌清掃された食堂のテーブルに、ずらりとならぶ道具。

少しドキドキです。

開始時間になり、グルメコミック「美味しんぼ」単行本59巻にも登場したそば職人の柴崎シェフから「皆さんの作るそばは、太かったり三角だったりと色んな形のそばが出来上がると思います。

でも、それこそが心がこもった手打ちそばです。」というご挨拶。

オーストラリアでそばを広め、日本へ帰国後も有数のそば職人で知られた人と聞き、緊張して教室に行きましたが、優しそうな人でまずひと安心。

参加者はお子さま連れのご家族も含めて20人弱。

そば打ち名人の実演

そば粉は”新ばし”がシンガポールに独占輸入販売しているタスマニア産そば(種は日本からのもの)を使用。

「僕はそばを新鮮に保つ為に的した気候のタスマニアを、天然の保管庫と呼んでいます。一年中綺麗な緑色がその新鮮さの裏づけです。」

参加者の皆さんに語りかけながらも、さっそく名人の実演です。

1キロのそば粉に450~470CCの水を混ぜます。

そば粉とここで言うものは、そば粉(8割)にわり粉(そばを丈夫で長くする役目をはたすもので、小麦粉を使用 2割)を混ぜたもので、水を加えてまずはこねます。

そば粉が粉っぽくなく、かと言って水っぽくないようにこねます。

いい具合にこねあがってきたら、丸めましょう。

硬さは耳たぶの硬さ、表面はツヤがある感じです。赤ちゃんのほっぺのような感じです。

次は丸めた玉を引きのばしていきます。

「輪ゴムの厚さまで、のばす事が出来たら、理想ですね。でも、形よりも乾かないよう短時間で仕上げる事が重要です!」と柴崎シェフ。

打ち粉(のばす時に台にくっつかない様に振りかける粉)も品質が高いそばの実の中心を使用しています。

あっという間にのばされた球は、そばとして馴染みのある細さに均等に切られていきます。

切ってすぐ食べるのでなく、30分置いて食べるのがベストです。

2日後まで よい保管状態を保つと食べる事が出来ますが、冷蔵庫の他の食材のにおいがついたりとする場合もあるとか。

なるべく早めに食べるのがよいようです。

「では、皆さんご自身でやってみましょう!」と促され、さっそく席に戻ります。

そば打ち体験

まずはこねます。

撹拌するも、そば粉は名人のようには同じ大きさの球になりません。

同じようにやっているつもりなのですが、不思議です。

まるめてみました。

次はのばしていきます。

カットしていきます。

ちょっと太かったでしょうか?

切ってタッパーに入れたそばは、入れ物に名前を貼って、お世話係の方に渡します。

そばうちをしている間も、柴崎シェフをはじめシェフの皆さんが各テーブルをまわり、質問に応えつつも親切に教えてくれます。

参加者の皆さん、真剣かつ楽しそうに、そばと向き合っていました。

作業終了後にそば教室会場の隣のキッチンに移動しました。

【揚げそばの作り方】

きつね色より少し濃いくらい

シンプルにそばの風味を味わうのならば、塩を振りかけて食べて下さい。

お子さんのおやつやビールのおつまみにも最適です。

【そばがきの作り方】

そば粉70gに二倍の水を入れて、テフロン加工のフライパンでよくかき混ぜて、火にかけてこねます。

力を入れて、よくこねて下さい。

【天麩羅の揚げ方】

山本シェフ(セントラルキッチン品質管理担当。調理師、そば職人)による天麩羅の実演です。

まずはコロモを作ります。

1リッターの氷水に生卵1つを入れてかく拌。

ざるで振るった薄力粉をさっくりと混ぜます。

強く混ぜすぎると粘りが出てしまい、ボッテリとした天麩羅になってしまいますので、多少のかたまりが残っても構いません。

次に、冷やした食材に小麦粉を薄くまぶし、コロモをつけて揚げます。

今回の食材は、

・海老
・ハヤトウリ(チョコス)
・ツルムラサキ(帝黄苗 Di Huang Miao)

揚げる時間は長くとも、1分半ほど

名人のそばを味わう

天麩羅実演のあとには、柴崎シェフのそば茹でに人だかりです。

お皿に盛られた茹で上がったそばを持って天麩羅をよそってもらいます。

そば教室会場に戻り、自分の席で各自そばを味わいます。

少し薬味のネギをかけすぎたでしょうか?

シンガポールでは”新ばし”が独占輸入販売しているタスマニア産のそば粉(市販はありません)を購入できるカードをいただき、教室は終了です。

参加者のお一人に感想を伺いました。

有名なそば打ち名人から直接教えてもらえる体験ができたのは、とても貴重でした。

日本でも、これほどの名人から学べる機会はそうそうないと思いますので。

そばを打ってみて、思ったよりも短い時間でつくれて、こねるのに力がいらないのは意外でした。

名人はとても手際よかったのですが、やはり、自分でこねるとなかなかイメージ通りにいかず、そば粉がばらばらの大きさの玉になってしまったり・・・・・・。

のばす時も、もっと薄くのばせばよかったな・・・・・・と自宅で自分が打ったそばを食べながら思いました。

お正月も近いので、今度は自宅でもう一度、そばうちに挑戦するつもりです。

これから、お店でそばを食べる時は、今までとは違ったそばを打つ過程も思い出しながら食べられそうです(笑)。

次の開催は12月10日(土曜日)11時から14時まで【ご予約受付終了】

そば打ちは年末の行事にも最適ですね。

教室で習った方法で、ご家族で楽しみながら年越しそばを作ってみてはいかがでしょうか?

また、天麩羅の揚げ方も”目から鱗”の隠し技がありました。

美味しい天麩羅をご家庭で味わうチャンスです。

12月10日(土曜日)、好評につき第2回の”新ばし”そば教室が開催されます。

お申し込みについて【ご予約受付終了】

ご参加ご希望の方は、お名前と人数(大人◯名、子供◯名)をお書きの上、お申し込み下さい。

子供さんは6歳から12歳まで、親御さん同伴での参加のみ受付可能です。

日時:12月10日(土曜日)午前11時から午後2時まで(10時半から、順次1階から会場までご案内)

定員:20名様

参加費:大人$50、子供$30

お申し込み先eメールアドレス:harumi@res.com.sg

11月21日本日、定員に達しました為、ご予約受付終了となりました。

そば教室会場

サークルライン出口Bを出て、大きな交差点を渡ります。

ブレッドトークのビルの横の赤矢印の位置がRE&Sの入口となります。